Queues at Fast Food Drive Thru
警戒レベル4が4月28日よりレベル3に緩和され、非接触型である全国の飲食店のデリバリーやテイクアウェイが再開されました。
中でも話題になったのはマクドナルド。
ニュージーランドには全国には170店舗のマクドナルドがあり、警戒レベル3にともない内137店舗がオープンしました。
再開初日、店舗によってはドライブスルーがオープンする5時半前から、すでに車が並らぶほどの混雑ぶり。
場所によっては交通規制が敷かれるほど。
初日は全国で30万個以上のハンバーガーに、3万個以上のコーヒーが販売されました。
これは去年のこの日の2倍以上の売り上げとなります。
場所によってはハンバーガーにはさむレタスが一時的に品切れになるなどの混乱状態に。
日本人にとっては、一体マクドナルドで何が起きたのか?という話ですが、ニュースサイトのアンケートでも、警戒レベルが3になったらやりたいことの1つに”ハンバーガーやフィッシュ&チップスなどのファーストフードを食べる。”と答えた人も多く、ニュージーランドでは定番のお気に入りメニュー。
ニュージーランドが肥満大国第3位なのも思わず納得してしまいます。
レベル4ロックダウンに入る直前も、最後のファーストフードを求める人で全国のマクドナルドは深夜まで賑わいました。
4週間以上のレベル4ロックダウンが終わったことで家庭の味以外を求める人も多く、しばらくの間はドライブスルーやテイクアウェイの需要は大きく膨らみそうです。
各店舗では手袋を30分毎に交換や現金での支払いを受けた場合はその場で手袋を交換するなどの対策はとられていますが、テイクアウェイに列をなす混雑ぶりに専門家は多くの新型コロナウイルスのクラスターを生み出す可能性があると警告しています。
警戒レベル3にはなったもののロックダウンは続いていますし、2mの社会距離は引き続き必要とされています。
もし多数のクラスターが発生するなどの問題が生じた場合、再度レベル4ロックダウンに逆戻りする可能性が。
やっと解禁になったファーストフードなのは理解できますが、これからもお気に入りのメニューを食べるために、ロックダウンのルールを正しくしっかりと守ることが必要なようです。