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一度はやってみたいキャンピングカーの旅!

Camping car trip

アウトドアに挑戦するなら、一度はやってみたいキャンピングカーの旅。
ましてやニュージーランドに住んでいるなら尚のこと。

キャンプも楽しいのですが、テントなどの道具を一式を揃えたり、面倒な後片付けなどのことを考えるとなかなか思い切りがつかないもの。その点、キャンピングカーはレンタルするだけで道具もすべて揃いますので、気軽にアウトドアを楽しみたい人にもおススメです。

キャンピングカーにはキッチンやベッド、シャワーにトイレが設置されており、電化製品の使用までもができるという、まさに『移動する家』
日常で使用しているものを積みこめば、後は自由気ままに移動が可能。そのまま移動先で宿泊が出来るのもキャンピングカーの魅力の1つです。

バスや電車のように時間に縛られることもなければ、移動中に小さな子供が騒いだところで誰かに迷惑をかけることもありません。ペット連れて旅をすることも簡単です。
ホテルのようにチェックインやチェックアウトもありません。

行きたい先に出かけたいタイミングで、自分のペースで休憩をとりながら気の向いたところで時間を過ごすことができるのは、キャンピングカーならでは。

ここでキャンピングカーの旅も良いかもと思った方は、もう少しキャンピングカーの魅力について知ってみませんか?

宿泊するだけじゃない便利なキャンピングカー

キャンピングカーは乗用車と違い、キッチン、ベット、シャワー、トイレといった、家としての機能を持っています。
設備の整ったキャンピングカーなら、冷蔵庫やテレビなどの他に洗濯機までも完備。

夏ならば海水浴で海の家として着替えやシャワーの利用もできますし、空間が密閉されますので夜間でも蚊や蛾などの虫が入ってきません。冬ならばスキーやトレッキング後にその場でゆっくりと温かい飲み物を飲みながら休憩をするのにも最適です。

準備が出来たらいつでも出発することが出来るわけですから、金曜日に仕事が終わってからでもすぐに出発することができます。移動先でそのまま待機することができますから、道路が混雑する時間帯を避けて目的地に到着してのんびりとするもよいでしょう。
家ごと移動しているようなものですから、車を駐車したところが自分たちが快適に過ごせる空間であり、宿泊先になるのです。

それでなくてもニュージーランドの観光名所は自然が多いため、移動途中に飲食店などのお店がない場合もしばしば。しかも、その一カ所一カ所が非常に離れているため、移動するだけでも結構な時間です。

キャンパーバンなら道中のトイレの心配もなければ、何もない山の中でも車内でテーブルを囲んでゆっくりと暖かい食事をとる事ができます。

荷物を大量に運ぶことができますので、ニュージーランドの何もない大自然の中でも快適な時間を過ごすことができるキャンピングカーはまさに自由な旅にはぴったりな手段なのです。

キャンピングカーの旅に準備しておきたいもの

ニュージーランドでキャンピングカーをレンタルする場合、簡単な調理道具や寝具やタオル、アウトドア用のテーブルや椅子など最低限必要なものもセットで借りることができますが、それでもやはり事足りないもの。

もちろん、本格的なアウトドアのつもりで旅に出る場合は目的に合わせて準備が必要ですが、それ以外にも備えあれば憂いなし。
現地についてから「あれがあれば便利だな」とか「あー、あれも持ってくるんだった!」と思っても、大自然の山の中だったりすると もうどうにもなりません。

まず、最低限生活に必要なものとしては生活用品。
着替えやアメニティ用品、飲み物や食料、電気機器の充電器などですが、その他にもあると便利な物をいくつかご紹介します。

救急箱

アウトドアでは虫刺されや小さな怪我がつきもの。また、慣れない旅で体調を壊す可能性もあります。

虫よけ、虫さされ、絆創膏、傷薬、消毒薬などの外用薬に腹痛、便秘、下痢などの常備薬程度は持参することをおススメします。

LEDランタン

キャンピングカーの場合、停車中でもある程度電気を使うことは出来ますが、やはり使用限度があります。あまり長時間電気を使用した場合、夜間に電気が使用できなくなる可能性がありますので、LEDランタンを用意しておくとよいでしょう。万一の場合でも、暗がりの中で困ることがありません。

マット

泥で靴を汚したり、はだしで泥だらけになったりした時のためのマットがあると、汚れるストレスから少し解放されます。
靴や足が汚れたままだと車の中の床はすぐに泥だらけ。土足厳禁にしても、どうしても入口のあたりから床が汚れてきます。そのために、泥を落としたりするためのマット、もしくは汚れてもよい大きなバスタオルが一枚あると便利です。

この他にもあったら便利はありますが、あまり荷物は増やしたくない物。上記の3つは万一を考えた場合にとても重宝しますので、ご参考までに。

初心者におススメしたいホリデーパークの利用

アウトドア初心者でも気軽に楽しみやすいキャンピングカーの旅。
それでも最初は知らないことばかりで、あれこれと心配になりがなもの。

そんな方におススメなのがホリデーパークの利用。
ニュージーランドは日本よりもキャンピングカーでの旅は盛んですので、全国のあちこちでホリデーパークのキャンピングカー用のサイトを利用することができます。

もちろんホリデーパークには、夜間の充電や使用した汚水を処理する場所などがありますので、まだ水が使えるかな?などと心配する必要がありません。

トイレやシャワーもありますので、滞在中は施設を利用するとよいでしょう。

その他にもホリデーパークを利用するメリットとしては、キッチンやランドリーの使用ができます。
キャンピングカーの中でも料理をすることがですが、あまり調理道具や大きい冷蔵庫があるわけではありませんので、みんなでわいわいとご飯を作ったりするならこういった施設の利用が最適です。

そのためホリデーパークを拠点として旅をするのも一つの手段。
ニュージーランド国内のホリデーパークは場所や人数によっても異なりますが、充電可能なエリアでの宿泊の場合、だいたい1泊70ドル~100ドルぐらいが目安です。

ホリデーパークの認定施設はこういった施設を完備していますが、ホリデーパークの中には水道が完備されていなかったり、発電機の使用はできなかったりする場合もあるため、前もって確認をしておきましょう。

キャンピングカーの気をつけたい注意点

家電から何から必要最低限の生活用品をそろえることができるため、何もかもが楽そうに思えるのですが、キャンパーバン唯一の難点は『水』

走行することで充電ができる電気と異なり、使える水はタンクに入る分だけですし排水も自分達で処理を行わなくてはいけません。

幸いニュージーランドの地方自治体の多くは、全国にはNZMCA(New Zealand Motor Caravan Association)というモーターキャラバン協会と提携しており、汚水を処理するためのダンプステーションが全国にあります。
どなたでも利用することができ、その
多くは無料もしくは寄付金箱が設置。
特にいくら払わなくてはいけないということはありませんが、その設備を維持するためのお金ですので、寄付金箱が設置されている場合はいくらかの使用料を払いましょう。

また排水の際は、排水口が生活排水とトイレ用排水と分かれていますのでご注意下さい。

水の補給もほとんどのダンプステーションにて行うことができます。
ですが、飲料に適さない水であることもありますので、補給の際はその水が飲料に適した水かどうか、必ず注意書きを確認してください。

また、その他の注意しなくてはいけないことしては通常の車と異なる車両の大きさあります。

まずは車両の高さ。
通常運転している車に比べて高さがありますので、高さ制限の駐車場に駐車できないことはもちろん、気をつけないと頭上の木や看板を車でひっかけてしまいます。

カーブ走行中にもかなりの負荷がかかるため、荷物を固定していないと高いところから荷物が落ちてくることもあります。つい、うっかり電化製品(特にパソコンや携帯)をチャージしたまま、その辺に置いてしまいますと壊れる原因にもなりますので、走行前に必ず確認して下さい。

また、車両が非常に大きいため小回りがきかず、走行中は道路のわずか凸凹でもかなりの振動を感じます。車両自体もかなりの重さがありますので、あまりスピードを出すことも出来ませんので、目的地への到着時間は乗用車での移動より、時間を多く見積もっておくことが必要です。

以上の注意点に気を付けていれば、これほど色々な用途に合わせて自由に楽しめる旅はありません。

キャンピングカーの旅の楽しみ方は多種多様で、その人次第!
自分達だちのひらめきの数だけ、楽しめるキャンピングカーの旅。

是非、ニュージーランドの大自然をお楽しみ下さい。

ABOUT ME
便利帳管理人
2003年にニュージーランド(NZ)に移住。 持ち前の探求心、好奇心からNZでの楽しさを追及し続ける日々。 気が付けば早15年以上NZに滞在となるが未だ旅行者気分です。 オークランドを中心に仕事を兼ねてあちこちに出没。 InstagramではNZの写真を日々Upしてますので、お暇な方はどうぞ。