耳より情報

オークランド 人気のお花見スポット3選

 Cherry blossom viewing spot in Auckland

南半球であるニュージーランドの季節は日本とは真逆。
そのため日本の秋はニュージーランドの春。

ニュージーランドは今が”の季節”です。
一般的な桜の季節は、9月~10月にかけて、遅咲きの桜なら11月上旬ぐらいまで楽しむことが出来ます。

日本なら秋の季節に桜の開花というのも不思議な感じかもしれませんが、さらに興味深いのは桜前線は北上せずに南下するのがニュージーランド。

南半球は南になるにつれて寒くなるのだから、桜も北から咲いてしかるべき。
そう考えると妙に納得してしまいます。

ちょうどオークランドは先週ぐらいから桜が見ごろになり、今週末あたりは見事な桜を眺めることが出来そうです。

興味のある方は是非とも足を運んでみて下さい。

Onetree Hill : Cornwall Park


オークランダーが最初に桜といって思い浮かべるのはココ
ワンツリーヒルのふもとにあるコーンウォールパークの桜。

お花見の名所として有名な場所で、毎年たくさんの人が桜の下でお花見を楽しみます。

桜の種類は「Awanui(アワヌイ)」と「Accolade(アーコレード)

あまり聞きなれない名前の桜ですが、それもそのはず。
”アワヌイ”は日本のソメイヨシノの亜種でニュージーランド育ち。
そして、もう一つの”アーコレード”はイギリスで改良された、ベニヤマザクラとコヒガンの交配種。

とはいえ、どちらもほんのりピンクの桜なので素人目にはあまり大差は感じられません。
ただ、品種的にどちらも日本の儚げな桜を感じさせる種類ですので、お花見をするには最適の桜です。

ニュージーランドの場合、お花見と言っても日本のようにどんちゃん騒ぎをすることはありません。
公園などの公共の場ではアルコール禁止などの場所も多いため、桜の木の下でピクニックをしたり、写真を撮影したり。

特に結婚式の写真やコスプレなどの写真を撮りに来る人も多いようです。

公園内はBBQ設備やカフェレストランなどもありますので、BBQをしながら桜も楽しむもよし、カフェレストランでハイティーをしながら遠巻きに桜を眺めるもよし。

カフェレストランの外側では、ドリンクやアイスクリームの販売も行っておりますので、乾いた喉を潤しながら公園内の散策もおススメです。

何も準備せずとも気軽に立ち寄れるため、思い立ったらすぐ行けるというのも人気スポットの秘密なのかもしれません。

Cornwall Park

所在地:Green Ln W, Epsom, Auckland 1051
開園時間:
【平日】7:00am~8:00pm
ドライブゲートのみ9:30am
※車でお越しの場合、平日は9:30pm以降しか入ることができません。
【土日・祝日】7:00am~8:00pm
※土日・祝日はすべてのゲートが7:00amに開きます。

Mnurewa : Auckland Botanic Gardens

春の桜をまとめて楽しむなら、おススメしたいのはこちらの【オークランド・ボタニック・ガーデンズ】

Manurewa(マヌレワ)のHill Roadに位置するオークランド・ボタニック・ガーデンズは、10ヘクタールの原生林を含め約64ヘクタールの敷地に広がる植物庭園です。
世界各地から1万種以上の植物を集め、園内には様々なテーマに基づいた20以上の庭園が点在しています。

ボタニック・ガーデンズ内のあちらこちらに桜は咲いているのですが、お花見を楽しむなら『Spring Blossom Valley(スプリングブロッサムバレー):春の花谷』に向かいましょう。

ボタニック・ガーデンズの公式サイトで『Spring Blossom Valley:春の花谷』について説明していますので、まずはコチラの動画をどうぞ。

桜だけでなく、春の息吹を感じることのできる『Spring Blossom Valley:春の花谷
桜やコーファイの花にニュージーランド固有の鳥”Tui(ツイ)”が蜜をついばみに来る姿もみることが出来ます。

桜が開花している時期は短いため、この庭園の中でも桜の人気は高く、ピクニックを兼ねて遊びにくる家族連れなどで大賑わい。
地元の人だけでなく遠くから足を運ぶ人も多いようです。

庭園内にはこの桜林の他にも、様々な桜が咲いています。
枝垂れ桜や八重桜などを合わせてお楽しみ下さい。

 

写真の説明はありません。

Auckland Botanic Gardens

所在地:102 Hill Rd, The Gardens, Auckland 2105
開園時間:夏季 (10月~3月) 午前8:00~午後8:00(年中無休)
     冬季(4月~9午前8:00~午後6:00(年中無休)

Auckland Domain

オークランドの隠れ家的なお花見スポットはココ【Auckland Domain(オークランド・ドメイン)

オークランド
市街地からほど近い所に位置する広大な公園で、オークランド最古の公園でもあります。
75ヘクタールもある敷地内にはオークランド博物館やウインターガーデン、スポーツフィールドなどもあり、多くの観光客も訪れます。

しかし、桜並木があるのはオークランド・ドメインのシティ側で、Grafton Mews(グラフトン・ミューズ)の駐車場のすぐ横。
駐車場が少なくアクセスがあまり良くない入口なこともあり、知る人ぞ知る穴場なのです。


チェリー・グローブと呼ばれる遊歩道には、両サイドに桜の木が並びます。

桜を眺めたり写真を撮影しに訪れる人は多いものの、同じドメイン敷地内に見どころ施設が多数あるせいか、マットを敷いてゆっくりとピクニックをする人はあまりいません。

人の入れ替わりが早いため、タイミングさえ合えば背景に人を入れずに写真撮影が可能です。

画像に含まれている可能性があるもの:花、植物、木、屋外、自然ほんのりピンク色の桜の花。

並木の桜の種類は、ソメイヨシノの交配種なのようなのですが、残念ながら調べても種類ははっきりしませんでした。

日本国内だけでも固有種や交配種を含めて600以上もの品種が確認されていますが、それらの種類は大きく8つに分類されており、その8割はソメイヨシノなのだとか。

一説によるとオークランド・ドメインの桜はコーンウォールパークと同じ種類とのことなので『AMANUI(アマヌイ)』なのかもしれません。

多くの人は、この辺りで桜を眺めて帰ってしまうのですが、この並木道を奥に進んで行くと、また違う景色が広がっています。


そこには日本をイメージしたであろう赤い橋と傍にたたずむしだれ桜。

それもそのはず。
この桜は、2007年に「岐阜さくらの会」から寄与されたもの。
記念碑には『深めよう日本とニュージーランドとの友好の絆』と書かれています。

植樹されてからすでに12年が過ぎ、今もしだれ桜は健在。
これからも、友好の絆を育てるべく、大きく育っていくに違いありません。

桜をひとしきり楽しんだ後は、ドメイン敷地内のオークランド博物館やウィンターガーデンを楽しんでも良いですし、カフェや公園もありますので、ゆっくりと時間を過ごすことができます。

これからの季節新緑も見事ですので、合わせてお楽しみください。

Auckland Domain

所在地:Park Rd, Grafton, Auckland 1010
開園時間は特にありません。

ABOUT ME
便利帳管理人
2003年にニュージーランド(NZ)に移住。 持ち前の探求心、好奇心からNZでの楽しさを追及し続ける日々。 気が付けば早15年以上NZに滞在となるが未だ旅行者気分です。 オークランドを中心に仕事を兼ねてあちこちに出没。 InstagramではNZの写真を日々Upしてますので、お暇な方はどうぞ。