おもしろNZ

ニュージーランド産カウンタック?!

Made In New Zealand : Lamborghini Countach

東オークランドにあるミッションベイ。
海岸沿いにはお洒落なカフェやアイスクリームショップが立ち並び、広々とした公園は憩いの場として多くの人がやってきます。

そんなミッションベイに、やたらと目をひく1台の赤い車。

「ランボルギーニ?! しかもカウンタック!!」

カウンタック:
数多くのスーパーカーを製造するイタリアの有名自動車メーカー、ランボルギーニ(Lamborghini)の車。
その中でもカウンタックはまさにランボルギーニの代名詞のようなスーパーカーです。
イタリア語で”驚き”を意味するカウンタック。1974年~1990年に販売され、今もなお多くの人を魅了しています。

ピカピカに磨き上げられたボディ。
カフェの看板がきれいに写りこんでいます。

既に販売終了となってから約30年。
まさか、こんなに保存状態の良いカウンタックがニュージーランドに存在するとはっ!

思わず車のレジストレーションを確認。

あれ?

よく見ると1998以降がホワイトで塗りつぶされています。
塗りつぶされた下にはうっすらと”レプリカ”の文字。

カーナンバーを元に車を調べてみました。

年 式:1998年式 ランボルギーニレプリカ カウンタック
排気量:5,000㏄ ガソリン
原産国:ニュージーランド

過去30年の所有者は4人のみ。
保存状態から察するに、歴代の所有者達に大切にされてきたに違いありません。

カウンタックレプリカについて

折角なので調べてみました。

レプリカを作っていたのは『Countess Moldings Limited』という会社。
オーナーはデビット・ショート。1988年~2009年頃までカウンタックのレプリカを製造していました。

始まりは羊の毛刈りをする古い羊毛小屋。4台~5代の車が収容できるスペースの中、忙しい時には人手を借りてレプリカを製造。
1998年にはターガ・ニュージーランドラリーにも出場しています。

1998年以来、Countess Moldingsでは60個以上のキットを販売しており、そのうち25台は完成車です。
これらの多くは日本に輸出されているとのこと。

会社は2011年8月24日に会社登録から削除され、現在は製造を行っておりません。

Wikipedia:Kit and replica cars of New Zealandより

意外なところで見かけたニュージーランド産ランボルギーニ・カウンタック・レプリカ
多くは日本に輸出されたということですから、もしかしたら日本でも見かけることができるかもしれません。

ABOUT ME
便利帳管理人
2003年にニュージーランド(NZ)に移住。 持ち前の探求心、好奇心からNZでの楽しさを追及し続ける日々。 気が付けば早15年以上NZに滞在となるが未だ旅行者気分です。 オークランドを中心に仕事を兼ねてあちこちに出没。 InstagramではNZの写真を日々Upしてますので、お暇な方はどうぞ。