Interesting Toilet in New Zealand
ニュージーランドを旅行している時、どこにいても必ずお世話になるのがトイレ。
ニュージーランド全国にはセンス溢れるアートなトイレや面白いトイレ、びっくりトイレなどがあり旅人を楽しませてくれます。
ニュージーランドには意外とユニークなトイレが多いのです。
そんなニュージーランドのトイレの中でも、特に有名なトイレを厳選してご紹介!
とはいえ、まずはニュージーランドでよく見かける一般的な公共のトイレを知らないと、ニュージーランドのトイレに誤解が生まれそうですので、まずは街でよく見かけるパブリックトイレについて。
【一般的なパブリックトイレ】
街の公園やショッピングモールの駐車場などで見かける、最もベーシックなパブリックトイレ。
男女共用で車いすも対応しており、電動でロックが開閉します。
たとえロックをしていても、万一の場合のために10分後に自動でドアのロックが開錠されれる仕組みですので、お腹を壊している時などは注意が必要です。
また、中には手を洗うところまでもすべて説明してくれる完全音声ガイダンス付き(英語のみ)などのハイテクトイレもあり、初めての利用者は困惑することもあります。
ニュージーランドの一般的なパブリックトイレは、ほとんどこういったありきたりなトイレですが、観光地などでは建築家のデザインしたトイレなども多く、その面白さに思わず足をのばしてみたくなるのです。
ニュージーランドの個性が光る興味深いトイレ5選
思わず写真をとってしまうWellington(ウエリントン)のロブスタートイレ
【Lobster Loos(ロブスタールース)】
ニュージーランドの首都ウエリントンのウォーターフロントにある名物パブリックトイレ。
建築家Bret Thurston(ブレット・サーストン)によるデザインでロブスターの触覚がモチーフとなっています。
二つに伸びた鮮やかなオレンジ色の触覚は男女用のトイレに分かれており、訪れる観光客の目をひきます。
トイレを利用できるのは日中の時間のみ。
夜間は防犯のためロックされますので、ご注意下さい。
洗練されたアートなデザインのMatakana(マタカナ)トイレ
【Matakana Toilet(マタカナ トイレ)】
オークランドから北に車で約1時間のところにある街Matakana(マタカナ)
ワイナリーやファーマーズマーケットでも知られており、アートなオブジェも数多く存在します。
そんなマタカナの街の中心部でもあるマタカナビレッジの交差点にたたずむアートなトイレは7年の歳月をかけて完成。
数ある応募から選び抜かれたデザインはマタカナ出身の美大生Steffan de Haan(ステファン・デ・ハーン)によるもので、向かい合う顔と2艘の船がモチーフとなっています。
トイレの正面口の木材には地元の船舶事業の際に余ったカウリ材を使用。
ドアには手作りの陶器でできた性別を知らせる札がついています。
このマタカナの抽象的でアートなトイレは旅慣れた旅行者の間でも有名なトイレの1つです。
有名芸術家がデザインしたKawakawa(カワカワ)のアートなトイレ
【Hundertwasser Toilets(フンデルトヴァッサー トイレ)】
ベイオブアイランドの小さな町Kawakawa(カワカワ)
そこには国際的な芸術作品といわれる”フンデルトヴァッサー・トイレ”があります。
なんとも長い名前のトイレですが、オーストラリアの芸術家” Friedensreich Hundertwasser(フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー)の名前から、そう呼ばれており、トイレ自体が観光名所として有名です。
外壁にはタイルやレンガ、使用済みの空き瓶を使用。
生きている木を囲むように建てられ、屋上庭園があります。
トイレの中にもアートな世界が広がっており、
タイルの不規則なモザイク模様にカラフルなガラスはカワカワのトイレ独特のもの。
インスタスポットとしても有名で、トイレを利用する人より撮影をする人の方が多いため、”ニュージーランドで最も写真撮影されているトイレ”と言われています。
自然と融合するRotorua(トロルア)の芸術的なトイレ
【The Redwoods Toilets(ザ レッドウッド トイレ)】
ロトルアのレッドウッドフォレストにあるパブリックトイレは森林の景観を損なわないよう配慮された革新的なデザインのトイレです。
建築家:Darryl Church (ダリル・チャーチ)
芸術家:Kereama Taepa(ケレアマ・タエパ)
この二人による森林のトイレはいくつかの建築デザイン賞を受賞しています。
円筒形のトイレを木の幹に見立て、伝統的なマオリのデザインkowhaiwhai (コファイファイ)に、ニュージーランド固有の鳥キウィやツイなどをレーザーカット。
森の保全をテーマにしており、レッドウッドフォレストの木々の間に点在しているトイレはまるで森の遊歩道のよう。
芸術的なパブリックアートとしても非常に高く評価されています。
ホテルのステーキハウスにあるユーモアたっぷりのトイレ
Queenstownのホテル:SOFITELにあるステーキハウス【Jervois Steak House(ジェーヴォイス・ステーキハウス)】
そこのお店の男子トイレにはなんともユニークなトイレがあるのです。
便器(小)の前には、なんとも楽しそうな女性たちの姿。
男性が用を足そうとすると若き女性たちに覗かれる気分になってしまうという、なんともお得な(?)トイレ。
遊び心たっぷりなトイレには思わず笑顔になってしまいます。
残念ながらこの仕様は男性用トイレだけで、女性用は一般的なトイレとなっています。
いかがでしたでしょうか?
ここに紹介した以外にも、ニュージーランドには興味深いトイレがいっぱい。
こうした面白いトイレとの遭遇も旅の醍醐味の1つとして是非お楽しみ下さい。