Toilet Problem
【トイレ】それは世界中どこにでもある必要なもの。
その様式は国によって様々で、あまりに異なるトイレにカルチャーショックに陥ることも。
特にトイレ先進国ともいえる日本のトイレは、海外からの旅行客が驚くことで有名ですが、逆を言えば、日本人から見る世界のトイレはショッキングなものばかりともいえます。
とはいえニュージーランドは洋式のトイレが一般的。
ドアもついてますし、水も流れますし、トイレットペーパーを流しても大丈夫。
公衆トイレは基本無料ですし、比較的衛生的です。
日本人にとっては、どれも当たり前のことかもしれませんが、世界のトイレには上記の内容が当てはまらないトイレも多いのです。
だったら何が問題なの?と思うかもしれませんが、世界中から来る観光客や移民の多いニュージーランドにおいて、トイレは色々なトラブルが生じる場所でもあるのです。
今回はそんなトイレにまつわるお話です。
昔から意外と多いニュージーランドのトイレのトラブル
ニュージーランドに限らず、トイレでトラブルが生じることは珍しくありません。
国の数だけ違うトイレ文化を持つ国があるわけですから、使い方も違って当たり前。
問題はそれを他の国へ行っても、自国と同じ感覚でトイレを使用してしまうこと。
トイレに限らずですが、外国へ行く際は”郷に入らば郷に従え”ということで、その国の使用方法に従うことをおススメです。
トイレのトラブルはどの国であっても起こる事の1つ。
ニュージーランドの公衆トイレで特に問題になっているのは、トイレの座り方と使い方です。
ニュージーランドのトイレは多少形が変われど、どこに行ってもほぼ洋式。
しかし、英語で”スクワットトイレ”とも呼ばれる和式のトイレを文化とするアジア系の人は、トイレに座らずに便器のふちにスクワットをするようにしゃがんでしまう人もいるようです。
トイレにもよりますが、便座カバーは薄いプラスチック製がほとんど。
そこにしゃがむとなると不安定ですし、全体重をかけると割れる可能性があるので非常に危険です。
何より本来は座る場所ですから、便座もしくは便座カバーにくっきり靴の跡を残されると次の人が汚くて座れません。
そのため観光客が多く訪れる場所には、何か国語かで”トイレの上にスクワット禁止!”といった張り紙がでているところもあるほどです。
更に問題となっているのは、使用済みのトイレットペーパーをトイレに流さずに、汚物入れに入れてしまうこと。
日本人には???となる話なのですが、世界には洋式のトイレであっても構造上トイレットペーパーを流せない国もあり、その場合はトイレに備え付けてある専用のゴミ箱に捨てることになっています。
ニュージーランドでは日本と同じく、使用済みのトイレットペーパーはトイレに流すのが常識です。
本来は使用済みのサニタリーや手を拭いた紙を入れるはずの場所に、使用済みのトイレットペーパーを入れてしまうと公衆衛生上も大問題。
そんなところに捨てられてはトイレも匂いますし、ごみを回収する人もびっくりです。
また、除菌作業に余計なコストがかかるため、語学学校や観光地などでは頭の痛い話なようです。
ホームステイでのトイレのトラブル
トイレのトラブルは公衆トイレに限った話ではありません。
ホームステイの家でもトイレに関するトラブルは色々あるようです。
そのため、ニュージーランドのホームステイに入る留学生は事前にトイレの使い方を指導されることがあります。
最も日本人が注意されるのは
【誰も入ってない時は、トイレのドアは開けておくこと】
日本人はトイレのドアをついつい閉めてしまいがち。
けれどもニュージーランドの家の場合、使用していないトイレのドアは開けておくのがマナー。
これはドアが開いていれば誰も入っていない、ドアが閉まっていれば誰かが使っていると判断されるため。
家によってはトイレのドアに鍵がついていないこともあるため、特に人数が多いホームステイの家などでは、トラブルの原因となります。
また、ニュージーランドの家のトイレには、手を洗う水道がついていないことがあります。
これは手を洗わなくて良いという意味ではなく、隣のバスルームに洗面台があり、そこで手を洗うため。
ニュージーランドにおいてもトイレの後の手洗いは常識ですのでご安心下さい。
日本人留学生がよくやってしまうトイレのトラブルは
【トイレをトイレットペーパーで詰まらせる】
新しい家だとあまりない起きないのですが、ニュージーランドの古い家のトイレは配管が狭いため、トイレットペーパーが詰まりやすくなっています。
日本人は他の人種に比べてトイレットペーパーの使用量が多いというのはよく聞く話。
しかし、ここ5年ぐらいにそういった話が男女共に急増中。
トイレを詰まらせてしまうという日本人学生に話を聞いてみました。
「だって、ウォシュレットじゃないから・・・」
どうやらニュージーランドのトイレはウォシュレットではないため、どうしても拭き残っている気がしてトイレットペーパーを大量に消費してまうとのこと。
確かに日本はウォシュレット天国。
公衆トイレでさえもウォシュレットが完備されていたります。
若い学生はすでにウォシュレット世代。
毎年、トイレを詰まらせる学生が増えてると思ったら、こういうことだったようです。
さすがにこればかりは徐々に慣れてゆくしかありませんが、トイレ1つとっても文化は違うもの。
折角ニュージーランドに来たのなら、良くても悪くてもその違いを楽しんでもらえたらなと思います。
以上【これは困った!ニュージーランドのトイレのトラブル】でした。