お役立ち雑学

クリスマスツリーはいつからいつまで飾っておくの?

when to take down your Christmas tree

日本だとクリスマスが終わると同時に片づけられてしまうクリスマスツリー。
しかし、ニュージーランドではクリスマスが終わり新年を迎えても、街のあちらこちらにクリスマスツリーが飾られています。

そもそもハロウィンが終わると同時に街は徐々にクリスマス一色に染まり、次々と開催されるクリスマスマーケットやクリスマスイベント。

世間のクリスマスムードを感じて、クリスマスツリーを飾り始める人も多いのではないでしょうか?

本来クリスマスツリーは、いつ頃に飾り始め、いつ片づければ良いのか?
今回はそんな素朴な疑問にお答えします。

クリスマスツリーはキリスト教の習慣

ニュージーランドの国民の約50%はキリスト教。
そのためクリスマスツリーはキリスト教の習慣に合わせて飾られるのが一般的。

キリスト教には、【Advent(アドベント):クリスマスの約4週前の日曜日からクリスマスイヴまでの期間】と呼ばれる、クリスマス準備期間があります。

教派により名称は異なりますが、日本語では降臨節(こうりんせつ)や待誕節(たいたんせつ)と呼ばれているもので、クリスマスの本当の意味を理解しイエス・キリストの降誕を待ち望む期間のこと。

【Advent(アドベント)】第1主日は、11月30日の【Saint Andrew’s Day(聖アンドリューの日)】に最も近い日曜日(11月27日~12月3日のどこか)とされています。

そのため、ツリーの飾り付けやアドベントカレンダーも本来はこれに合わせるのが恒例です。

クリスマスまでをカウントダウン!:Advent calendar(アドベントカレンダー)Advent calendar ニュージーランドは12月を前にクリスマスモードに突入し、すでに街はクリスマス一色。 どの家もそろそろ...

次に、片づける時期ですが、これは”十二夜(12月25日から12日目)”と呼ばれる一連のクリスマスのお祝いの最終日1月6日【Epiphany(エピファニー):公現祭】の前日である1月5日
クリスマスの飾りはこの日を過ぎて片づけると不運をもたらすと言い伝えられています。

もし、うっかり1月5日を過ぎて片づけを忘れてしまった場合、そのまま飾っておき2月2日【Candlemas(キャンドルマス):聖燭祭】(イエス・キリストが聖母マリアとヨセフによって神殿に連れて来られた際の出来事を祝う日)にすべてを片づければ良いそうです。

Epiphany(エピファニー):公現祭
東方の三博士がイエス・キリストに訪問と礼拝を行ったことを記念して祝う日。

【Candlemas(キャンドルマス):聖燭祭】

イエス・キリストが聖母マリアとヨセフによってエルサレム神殿に連れて来られた際の出来事を祝う日

クリスマスツリーの飾り時と片づけ時

ニュージーランドはキリスト教が多いため11月下旬に飾る人が多いのですが、ヨーロッパの古い習慣ではクリスマスイヴの直前までクリスマスツリーを飾りませんし、アメリカでは11月の感謝祭が過ぎた後が一般的。

結論からいえば、いつから飾っても良いのです。

多くの国では12月1日以降をクリスマス時期と定義付けしているので、12月1日前後であれば早くもなく遅くもなく、飾り付けをするふさわしい時期と言えます。

ただクリスマスデコレーションは早く用意した方が幸せな気分になれるとの研究結果がでているそうですので、早めに飾る分には良いのではないでしょうか。

片づけにしても、クリスマスツリーを片付けるタイミングはあなたが片づけたい時”

現代ではキリスト教であるなしに関わらず、世界中でクリスマスをお祝いするようになりました。
そのため、その国の背景や個人の事情によって適切な時期があるため、適切なタイミングで飾りはじめ、片づければ良いのです。

クリスマスに生木で飾りつけをする人は木が長く持ちませんし、新年を目安に片づけをする人もいます。
日本のようにクリスマスが過ぎれば門松を飾る国だってあるわけですから、クリスマスを幸せな気分で過ごすという目的が達成できるのなら、いつ飾っても、いつ片づけても問題ありません。

ただ、片づけにしても次の行事が始まるまで出しておくのは問題外ですから、やはり遅くとも1月の上旬ぐらいを目安には片づけたいもの。
まだ片づけていない方は今が片づけ時かもしれませんね。

 

参照元:Wikipedia/The SUN/Learn Religions

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便利帳管理人
2003年にニュージーランド(NZ)に移住。 持ち前の探求心、好奇心からNZでの楽しさを追及し続ける日々。 気が付けば早15年以上NZに滞在となるが未だ旅行者気分です。 オークランドを中心に仕事を兼ねてあちこちに出没。 InstagramではNZの写真を日々Upしてますので、お暇な方はどうぞ。