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クリスマスまでをカウントダウン!:Advent calendar(アドベントカレンダー)

Advent calendar

ニュージーランドは12月を前にクリスマスモードに突入し、すでに街はクリスマス一色。
どの家もそろそろクリスマスツリーが飾られ、クリスマスに向けて準備が始まります。

12月に入るにあたって欠かせないクリスマスのアイテム。
それは【Advent calendar(アドベントカレンダー)

12月1日からクリスマスまでの毎日をカウントダウンするためのカレンダーのことで、簡単に説明するとクリスマスまで毎日プレゼントがもらえるお楽しみカレンダーです。

最近では大人用のブランド品やジュエリーのアドベントカレンダーもあるようですが、ニュージーランドでは、大人が子供のために用意するのが一般的。

1日1つ、その日のカレンダーの日付にはチョコレートやお菓子、おもちゃなどが入っており、子供たちはクリスマスまでの毎日を楽しみながら過ごします。

ニュージーランドはクリスチャンが多いため、昔は宗教の色の強いアドベントカレンダーも多かったようです。
中身は聖書の言葉やクリスマスの物語であったり、天使や聖人の絵などでしたが、今では子供達を楽しませるクリスマスアイテムとなっています。

本来のAdvent calendar(アドベントカレンダー)とは。

アドベントカレンダーの起源は、19世紀初頭ドイツのルーテル教会(プロテスタント)がクリスマスまでの24日間を数えるためにドアに印をつけたことが始まりとされています。

”Advent(アドベント)”とは、ラテン語の【Adventus(到来)】からきており、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間のこと。

日本では待降節(たいこうせつ)と呼ばれ、クリスマスの本当の意味を理解し準備する期間でもあります。
待降節には毎日新しい宗教画を壁にかけたり、アドベントリース(もしくはアドベントキャンドル)のロウソクに火を灯したり。

最初アドベントカレンダーは手作業で作られており、1851年のものが既知されています。
1900年初頭になるとドイツで初の紙のアドベントカレンダーが印刷され普及しました。

1930年代になると、こういったアドベントの習慣は入植者達によって北アメリカに広がり、そこから徐々に世界中に広がっていったようです。

そして1958年にチョコレートのアドベントカレンダーが登場。
宗教的な習慣だったこともあり、なかなか普及しませんでしたが、1980年代になってようやく人気を博します。

時代と共にアドベントカレンダーの宗教的な意味が徐々に失われ、今では娯楽の要素を含むアドベントカレンダーが主流となっています。

こんなにもあるアドベントカレンダー

アドベントカレンダーと一口にいっても、ただのカレンダーではなく、その形、中身、種類はさまざま。
ただ共通していることは、12月1日からクリスマスまでの日付がふってあり、その日付の日に、そこにある何かをもらえるということ。

それはメッセージかもしれませんし、お菓子かもしれません。
もしかしたら、あなたの好きな何かなのかも。

そんなわくわくした気持ちで、その日の中身を確認できるのがアドベントカレンダーの良いところ。

見た目も楽しいものが多く、中身を確認する前に思わず買ってしまいたくなるものも。

かわいいパッケージはそのままクリスマスの飾りとして置いておけます。

昔はチョコレートやお菓子がほとんどでしたが、今ではおもちゃや文房具など、その中身も種類が豊富。

パッケージで包まれていてもサンプルで中身が飾られていたりしますので、購入前に確認ができるものも多く、自分好みの中身のものを選ぶことができます。

日付の数字は1~24もしくは1~25。
最近では中身を全部開けると、おもちゃのセットが揃ったりパズルが完成するなど、毎日が楽しいだけでなく、最終日がさらに楽しめる工夫のされたものも販売されています。

市販のアドベントカレンダーも良いですが、ニュージーランドの家では、親が子供のために作る家も多く24~25個のプレゼントを用意し、アドベントカレンダーを作る人も少なくありません。

暖炉の前やツリーに手作りの袋をぶらさげる人、小さな入れ物や紙の箱を作る人、蓋つきの紙コップを利用する人などなど、アドベントカレンダーのアイデアもその人次第。

入れ物を最初から作らなくとも、数字のふられた壁掛けや家の形をした入れ物、数字で区切られた箱なども販売していますから、入れ物だけ購入してプレゼントを用意するという人も。

部屋のインテリアとしても利用するのことのできる、かわいらしいデザインのものが多く、クリスマスをより盛り上げてくれます。

そもそもはドイツ発祥のアドベントカレンダーですが、毎日楽しそうにプレゼント開け、クリスマスを楽しみにする子供の笑顔をみたいというのは、どの国も同じ。

近年、日本にも浸透してきた理由が理解できます。

今では子供だけなく、大人のためのアドベントカレンダーも多数販売。
化粧品やその日の味が楽しめるお茶やコーヒーの入ったアドベントカレンダーが人気を集めています。

12月まで残すところあと数日、今年のアドベントカレンダーはもうお決まりでしょうか?
折角のこの機会、お気に入りのアドベントカレンダーを見つけてみて下さい。

情報元:wikipedia/Traditional Advent Calendar/WhyChristmas?com

ABOUT ME
便利帳管理人
2003年にニュージーランド(NZ)に移住。 持ち前の探求心、好奇心からNZでの楽しさを追及し続ける日々。 気が付けば早15年以上NZに滞在となるが未だ旅行者気分です。 オークランドを中心に仕事を兼ねてあちこちに出没。 InstagramではNZの写真を日々Upしてますので、お暇な方はどうぞ。