キゥイペディア

灰の水曜日?!

2019年度 3月6日は『Ash Wednesday(アッシュ・ウエンズデー)』灰の水曜日。

灰の水曜日といわれてピンとこない人も多いのでは?
アッシュ・ウエンズデーは復活祭(イースター)46日前の水曜日に行われるクリスチャンの典礼の事。

四旬節の一日目に行われるのですが、復活祭の前準備といえば解りやすいでしょうか。
教会暦において復活祭は移動祭日と言われ毎年日付が変わるのですが、それに連動して灰の水曜日も毎年日付が異なるのです。

国民の半数近くがクリスチャンのニュージーランド。
教会だけではなく、多くのクリスチャン系の学校でもアッシュ・ウエンズデーの典礼が行われます。

この日は、灰の式と呼ばれる、額に灰で十字架の印をつける儀式があるのです。

これは旧約聖書の「人は塵(ちり)から生まれ、塵に帰る」という内容から由来しており、キリスト教において「死」「悔い改め」の象徴なのだそうです。
灰を額につけることによって、神様と自分の関わり方を振り返るのだとか。

額に十字架の印をつける他に、聖書を復唱したり、十字架を花で飾ったり、40日間(46日から日曜日を除くのため)に何かを節制したり。
最近ではあまり聞きませんが、敬けんなクリスチャンは断食を行う期間でもあります。

クリスチャンではなくとも教会によっては参加することが可能です。
灰の水曜日は毎年異なるため、来年度2020年の灰の水曜日は2月26日。興味のある方は是非!

ABOUT ME
便利帳管理人
2003年にニュージーランド(NZ)に移住。 持ち前の探求心、好奇心からNZでの楽しさを追及し続ける日々。 気が付けば早15年以上NZに滞在となるが未だ旅行者気分です。 オークランドを中心に仕事を兼ねてあちこちに出没。 InstagramではNZの写真を日々Upしてますので、お暇な方はどうぞ。