Feijoa
ニュージーランドでは、すっかりお馴染みの果物『フィジョア』
今年もフィジョアが出回る季節がやってきました!
とはいえ、まだまだ出回り始めたばかり。
これからが本番の季節です。
ニュージーランドの庭先でとれる果物の代表の一つでもフィジョア。
旬の時期には”これでもかっ!”というほど、どっさりと実るため食べ切れなくて困る人も続出。
学校や会社などで配る人もいるほど。
それなのにフィジョアはキウィフルーツなどと異なり、旬の季節以外はぱたっと姿をみることはありません。
そのためニュージーランドを訪れても存在を知らずに帰国する人も。
フィジョアは、ニュージーランドの秋にしか味わうことが出来ない果物なのです。
フィジョアって何?
読み方 Feijoa:フィジョア もしくは フェイジョア
旬の時期:3月後半~6月ぐらいまで
原産地:南米(コロンビアやパラグアイなど)
フトモモ科の常緑低木で、ニュージーランドでは庭木や生垣としても人気があります。
果実は品種にもよりますが、楕円形で緑色。鶏卵ぐらいの大きさにもなります。
独特のフレグランス系の香りで、果肉は甘くパイナップルやバナナ、りんごを混ぜたような味。
写真のフィジョアはまだ若いためわかりづらいですが、熟すと果肉中心部は透明なゼラチン状になります。
周りは少し黄色味が増し、硬めの小さな粒状の不透明な果肉に。
食べごろが木から落ちたらと言われています。
その時が最も風味が良く熟した状態なのだそうです。
もちろん落下する前に収穫しても問題ありません。
数日間置いておけば自然に熟します。
フィジョアを美味しく食べよう!
一般的には半分に切って中をスプーンですくって、そのままパクっといただきます。
ですが、ニュージーランドですとワイルドに皮ごとかじる強者も。
以前にKIWIの方に勧められて皮ごと丸かじりをしたことがあるのですが、個人的にはスプーンで中身だけ美味しくいただく方法をおススメ致します。
また、ヨーグルトに混ぜたり、ジャムやジュースにしたり、マフィンやケーキに混ぜて焼いたりと食べ方は色々。
レアチーズケーキなどに混ぜてもなかなか美味しいです。
大人であればウォッカなどの高アルコールに漬け込み、フィジョア酒を作るのも良いかもしれません。
約3か月ぐらいから飲み頃になり、長期保存が可能です。
香りも良くそのままでも飲んでも美味しいですが、お菓子などの香り付けやシャーベットなどにするとさらに美味しさが増します。
フィジョアの季節はまだまだこれから。
これから旅行でニュージーランドを訪れる人にもおススメしたい秋の味覚。
独特の味や香りがあるため万人向けはしませんが、女性ははまる方が多いようです。
スーパーマーケットなどで購入が可能ですので、見かけたら是非!