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フィジョアジャムの作り方

Home Made Feijoa Jam

この時期、ニュージーランドでは大量に実をつけるフィジョア。
6週間ぐらいの間にこれでもかっ!と言うほど実るため、自分の家だけでは消費できない人も。

しかも、困ったことに非常に傷みやすい果物でもあります。
そのため庭木として植えている人はご近所にお裾分けをしたり、学校や職場に持っていったり。

それでも次々に木から落ちてくるフィジョア。
折角だから色々と工夫して保存してみましょう。

今回ご紹介するレシピはフィジョアジャム。
フィジョアを大量に消費したいのならジャムが一番です。

その前に知っておきたいジャム知識

ジャムはお好みでいくらでもレシピを変えることのできる代物です。
まずは基本をしっかり覚えて、オリジナルジャムを作ってみましょう。

ジャムの砂糖の割合

ジャムに入れる砂糖は、一般に使用する果物の重さの3割~5割といわれています。
フレッシュな果物を感じるジャムにしたい場合は砂糖を少なめにし、保存を目的とするなら果物の重さの5割を入れるといいでしょう。

また砂糖が3割と少ない場合は、あまり日持ちがしません。
1週間を目安に食べ切ることをおススメします。

簡単に言ってしまえば、砂糖が多ければ多いほど保存が可能ということです。

砂糖の種類

基本、お砂糖はどんな砂糖でも問題ありません。
しかし各砂糖ごとにクセや色などがありますので、組み合わせを考えてから使用しましょう。

◆初心者におススメはグラニュー糖。

ニュージーランドで最も簡単に入手できる砂糖です。
果物の味を変えることもなく色もつきませんので使いやすい砂糖です。

◆ブラウンシュガーは上級者向け

ニュージーランドのブラウンシュガーは少しクセが強めです。
色も味も強いですから調整が必要になります。

砂糖の特徴が理解できていればアレンジは簡単です。
果物によって砂糖を変えてみたり、シナモンなどの香辛料を加えてみたり。
お好みで色々お試し下さい。

レモンやクエン酸、ペクチンが必要な理由


ジャムのとろみは果物に含まれているペクチンと酸の量で決まります。
そのため酸味が強くペクチンを多く含む果物であれば、入れなくても大丈夫です。

加熱することによりペクチンはゼリー化するのですが、酸味が多いほどゼリー化が進みます。
そのため砂糖を抑えたい時は酸味を足すと良いでしょう。

フィジョアはペクチンを多く含む果物ですから、特にペクチンを入れる必要はありません。
しかし、グアバと同じフトモモ科なので酸味が少ないですから、レモンを入れる事でとろりとしたジャムに仕上げましょう。

フィジョアジャム レシピ


こちらは1週間食べ切り甘さ控えめフィジョアジャムです。
お試しで作ってみたいという人は分量をすべて半分で作ってみて下さい。

また大量に消費するために作る場合は、保存を考えて砂糖の量を250gで作ると良いでしょう。

材料

フィジョア 500g(皮のついたフィジョア約12~14個分です)
砂糖 170g
レモン果汁 1個分

作り方

準備:レモンを絞っておく。

1.フィジョアの中身をスプーンでくり抜いて、鍋に入れます。
2.上から砂糖をかけて数分置いておく。これはフィジョアから水分を出すためです。
3.中火にして10~15分ぐらいに詰めたら、レモン果汁を入れて更に煮詰めます。
4.全体の分量が8割くらいに減り、とろみがついたなら完成です。

ジャムは作っている間になべ底が焦げやすいです。
木べらで鍋の底をはがすような感じで、ゆっくりと混ぜましょう。

また覚めると少しジャムは固めになりますので、好みの固さの少し手前で火を止めて下さい。

今回はベーシックなレシピでしたがシナモンやメイプルシロップを足してみたり、分量の半分をりんごやキウィフルーツに変えたりしても美味しく作ることが出来ます。

ヨーグルトやスコーンなどにも合うジャムですので、パンだけでなく色々な組み合わせもお楽しみ下さい。

ABOUT ME
便利帳管理人
2003年にニュージーランド(NZ)に移住。 持ち前の探求心、好奇心からNZでの楽しさを追及し続ける日々。 気が付けば早15年以上NZに滞在となるが未だ旅行者気分です。 オークランドを中心に仕事を兼ねてあちこちに出没。 InstagramではNZの写真を日々Upしてますので、お暇な方はどうぞ。