耳より情報

Lockdown(自主隔離)中に開いている必須サービスとは?

Covid-19 essential services

Lockdown(自主隔離)】の開始に伴い、詳細が明らかになってきました。

当初はサービスを提供する表明をしていた企業も必須ではないと理由から取り消しになる業種もあり、未確定な情報が飛び交っていましたが最終的に確定したものをご紹介します。

基本的なサービスを含む、15部門に及ぶ業種は必須サービスとして警戒レベル4の期間もそのサービスを受けることが決定しています。

スーパーマーケットの労働者、薬剤師、教師、医師と看護師、救急隊員、警察官、国防軍の職員やジャーナリスト、および法廷と司法制度で働く人々などはすべて必須労働者。
主に重要なビジネスとそれをサポートするビジネス、例えば食品、ヘルスケア、エネルギー、インターネット、廃棄物収集、財政支援などは利用できるということです。

必須事業の詳細は”covid19.govt.nz”で確認してください。

公式サイトを確認するといくつかのサービスは問題なく受けられることは見当がつきますが、業種だけ聞いてもなかなかピンとこないもの。
そこで、具合的にどういっった内容を利用できるのかをまとめてみましたので、参考にされて下さい。

Lockdown(自主隔離)中はどうなっているの?


【健康・ヘルスケア】

病気やケガをしました。どうしたらよいですか?

緊急
の場合

骨折、持病の発作、呼吸がうまくいかないなどの重度の体調不良の場合は、緊急サービス(111番)に連絡をして下さい。

COVID-19の疑いがある場合:
本人だけでなく身内の人に疑いがみられる場合なども、Healthline(0800 611 116)に電話をしてください。

通常医療:
Covid-19が人から人へ連絡することで広がるリスクを防ぐために、医師または他の医療専門家に相談する必要がある場合は、最初に電話をして下さい。
また一部医療機関ではインターネットを利用したテレビ電話での相談なども行っております。

救急車や救急隊員などの命に係わる仕事(消防署や警察を含む)が必要な場合、引き続き利用することができます。

猫が病気になった場合、獣医に行ってもいいですか?

獣医師も必須のサービスですので、緊急の場合は利用することが可能です。
命や動物の健康を損なう恐れがある場合は、問題ありません。
また、”Society for the Prevention of Cruelty to Animals(SPCA” もを引き続き開いています。

献血はできますか?

一見、必須ではないように思われますが、献血は必須のサービスと考えられており、寄付の必要性が認められています。

NZ Blood Serviceでは、献血のための移動は必要な移動として分類されています。

老人ホームは開いていますか?

リタイアメントハウスなどの老人ホームは必須のサービスとして認められています。
しかし、健康上の問題があるとかでない限り、訪問は望ましくありません。

ヘルパーを利用することはできますか?

家族の協力が得られる場合は、家族と一緒に自己隔離をすることがおススメです。
ジャシンダ・アーダーン首相は、両親、パートナーと娘と自己隔離をしています。

しかし、どうしても第3者の介護は必要な場合は利用することができますが、介護する人は1人の人以外を介護に訪れることはできません。

常備薬がなくなったので購入したいのですが。

薬局は開いていますし買いに行くことが出来ますが、基本的に「one-in one-out
お店の規模によって中に入ることのできる人数は異なりますが、一定人数以上は店内から1人出たら1人入るといった買い物が原則となります。

また、郵便配達などは引き続き行われていますので、外出が心配な方はオンラインショッピングがおススメです。
注文したものは玄関先に配達され、配達員を直接対面することはありません。

身内が亡くなりました。お葬式などはどうなりますか?

葬儀場や火葬場、墓地も通常どうり営業します。
しかし、悲しいことに警戒レベル4の間は、葬式のために親族や友人が一緒に集まることはできません。


【生活(食べ物)】

スーパーマーケットで買い物がしたいです。

食料品販売は不可欠なサービスのため、期間中も引き続き営業を続けます。
ですが感染のリスクを下げるために、薬局などと同様に「one-in one-out」と呼ばれる入場規制が行われています。

※この他にも各店のルールがありますので、それに従って下さい。

また大手スーパーマーケットでは”クリック&コレクト”と呼ばれる、インターネットで注文して指定されたロッカーに回収しに行く方法もあります。

食べ物は自宅に配達されますか?もしくは持ち帰りできますか?

宅配便や食品を輸送配達するサービスは不可欠なものとされていますので、”My Food Bag”や”Hello Fresh”などの調理をされていない食材を運ぶサービスは引き続き利用することができます。
しかし、ピザのデリバリーやUber Eatsなどのサービスは必須サービスと認められていませんので、利用することはできません。

また、バーやレストラン、カフェなどの飲食店は閉鎖されていますので、持ち帰りなども利用することはできません。

パン屋や酪農場は開いていますか?

パンや乳製品は基本的な食料品ですので、地域によってパン屋や牛乳の販売を行う酪農場は引き続き営業が可能していますが、敷地内で調理された食品の販売はありません。

しかし、現在内容の検討がされている業種ですので、今後利用できなくなるかもしれません。

酒屋は開いていますか?

酒屋は他の重要でない小売店として扱われているため、基本的に閉鎖となります。
ただしスーパーマーケットでアルコールの販売を禁止してるライセンストラストエリアでのみ、引き続きお店を開けています。

また、酒屋が閉鎖された地域でもワインとビールは引き続きスーパーマーケットで販売されますのでご安心下さい。

【生活(サービス)】

トイレの水があふれだしたので、配管工(プランバー)が必要です。

こういった緊急の場合は来てくれますが、来る前に家族の健康について確認をされます。
これは配管工に限らす、ガス漏れや漏電の場合も同様です。
また彼らが修理、修繕の際中は近づかないで下さい。

強風で屋根が飛びました。

これは健康や安全をを維持するために、直ちに修繕する必要性があるを認められます。
この他にも電気技師、電気通信従事者、インターネットプロバイダーなどは、引き続き利用することができます。

この機会に家のリノベーションを終わらせることはできますか?

部屋などのリノベーションの最中であれば放置はしたくないもの。
しかし、残念ながら必須とは認められませんので、業者を呼ばずに自分達だけで行う分には問題ありません。

ただ、”BunningsやMitre 10”などの大手小売業者は、建築サプライチェーンとして重要な役割を果たすとして開いているものの、一般販売は行われていませんのでご注意下さい。

The Warehouseは開いていますか?

食品の取り扱いもあるため、当初は引き続きサービスを提供することを表明していましたが、ウイルスが広がるリスクを考慮して閉鎖が決まりました。

 

郵便物は配達されますか?

NZ Postは郵便物を配達していますし、その他の宅配会社も重要なサービスと見なされているため配達は行われます。

ですが、通常は受け取りサインが必要な荷物でも、接触を避けるために基本的に玄関先に配達されます。

ごみの回収は行われますか?

ごみとリサイクルは必須サービスとして分類されていますので引き続き回収されます。

オークランドは人が密集していることもあり、生ごみとリサイクルごみは通常通り回収されますが、粗大ごみの回収は延期されます。

しかし健康や安全の観点から、広範囲の地域ではリサイクルごみの回収を見送っています。また、収集日が2週間ごとになるなどの変更が出ていますので、各カウンシルのホームページをご確認下さい。

コインランドリーは使えますか?

他の人との距離を2m以上確保することのできる前提のセルフサービスのランドリーであれば開いています。

 

【生活(交通)】

ガソリンスタンドは開いていますか?

各ガソリンスタンドは営業をしていますので、利用することができます。
しかし、ガソリンスタンドの店内には入る事はできず、カード決算となります。

公共交通機関を利用することはできますか?

電車やバス、フェリーなどは輸送や医療上の都合で引き続き運営していますが、利用することができるのは必須サービス従事者および医療サービスをうけるとかスーパーマーケットに買い物に行くといった必須旅行者のみ。
そのため友人宅の家に出かけるなどの理由では利用することができません。

また、利用対象者であるかどうかを確認するために身分証明を求められることがあります。
通常時に比べてバスや電車などは減便していますので、各会社のホームページでご確認下さい。

※ただし、国内線やフェリーは家に帰る人々のために27日(金)まで特別運行します。

タクシーやUberは利用することができますか?

必須サービスとみなされていますので、引き続き利用することができます。
ですが、感染を防ぐためにも必須旅行以外の利用はお控え下さい。

ニュージーランドの訪問者と観光客は、国を離れるためのチケットを購入することができますが、予約なしで空港に来ることはできません。

気分が悪い人、特にインフルエンザのような症状のある人は、旅行しないでください。

国内線は利用できますか?

運航はしていますが、基本的に必須サービス従事者及び必須旅行者のみとなります。
例えば、親が離婚して北島と南島に住んでおり子供が両親間を行き来してる場合、感染のリスクを避けるためによほどの事情がない限りどちらかの親元で4週間を過ごすこととなります。

※ただし、国内線やフェリーは家に帰る人々のために27日(金)まで特別運行します。

AAなどのサービスは受けられますか?

AAの公式サイト【
COVID-19の重要な更新-現在の運用状況によると

  • AAセンター、AAオートセンター、AA車両検査サイトを含む全国のすべてのAAサイトは、3月23日深夜に閉鎖されました。つまり、ドライバー/車両のライセンスやWOFサービスを提供していません。
  • 車のセッションでのAAドライビングスクールのドライビングレッスンは、一時的に停止されてます。
  • いくつかのAA会員特典パートナーが一時的に閉鎖されています。
    詳細はaa.co.nz/benefitsで確認ができます。

となっています。

そのためライセンス/ WOFが次の4週間で期限が切れる予定の人は、このサービスの利用が延期されることによっての内容が明らかにされていないため確認が必要です。

しかし、3月26日現在 AAは”AAロードサービス”と”AAホームレスポンス”の支援は重要なサービスとして継続が許可されることを政府に求めているため変更ができるかもしれません。

”covid19.govt.nz”では”車両テスト、整備士、タイヤサービス”などは、重要な作業目的で車両を動作可能な状態に保つためのサービスとされていますので、引き続き利用することができますが、一部の整備士の閉鎖が予想されます。

【生活(その他)】

LOTTO(ロト)は購入できますか?

ロトの利益はニュージーランドコミュニティへの資金提供を行っているため引き続き継続しますが、チケットはオンラインでしか購入できません。
また、ライブのロト抽選を行うことができませんので、ニュージーランド監査局の審査のもとにコンピューターが当選抽選を選びロト、パワーボール、ストライクの番号が発表されます。

公園や図書館に出かけることはできますか?

図書館に限らず、美術館や博物館、プールなどは閉鎖されています。
また公園も子供達が感染するリスクがあがりますので、公園の遊具で遊ばせないで下さい。

家を出て散歩にでたり買い物にでることは可能ですが、近所からは離れずに過ごしましょう。

犯罪を犯してしまいました。

警察は必須サービスとして通常通り勤務しています。
すみやかに逮捕されますし、Lockdown(自主隔離)中であっても裁判は行われます。

また、必須旅行者ではない人の監視も行っていますので、外出規制などに従わずに旅行にでる場合は拘束されることがありますので、必要な外出以外はできるだけ控えましょう。

日常生活を送るに、あまり問題はありません

Lockdown(自主隔離)】と聞いて、不安になった人も多いのではないでしょうか?
しかし、内容が明らかにされると自然災害などと異なり、数多くの必須サービスを利用できることが判明しました。

友人たちと一緒に娯楽を楽しむようなことはできませんし、ホリデーではありませんので旅行を楽しむようなことが出来ませんが、日常生活を穏やかに過ごすことは可能です。

もちろん買い物などの外出先では、色々なルールもありますし、人と接触は避けなければいけませんが、生活に支障でるほどの不便は少ないと思われます。

こんな時ですから、庭先の手入れをしたり、ベーキングや読書などの趣味を楽しむのも良いかもしれません。

また、散歩やジョギングなどのエクササイズを兼ねた外出は、近所であれば問題ありません。

ただし、以上の内容は時間の経過と共に変更が出る可能性があります。
メディアも必須サービスとして随時インターネットやテレビでニュースを確認することが出来ますので、随時ご確認下さい。

参照元:NZ Herald/RNZ/Stuff/Covid19.got.nz

ABOUT ME
便利帳管理人
2003年にニュージーランド(NZ)に移住。 持ち前の探求心、好奇心からNZでの楽しさを追及し続ける日々。 気が付けば早15年以上NZに滞在となるが未だ旅行者気分です。 オークランドを中心に仕事を兼ねてあちこちに出没。 InstagramではNZの写真を日々Upしてますので、お暇な方はどうぞ。