PM announced coronavirus lockdown
本日、1:40pmにジャシンダ・アーダーン首相は、今回警戒レベルを2から3に引き上げ、48時間以内に警戒レベル4にあげることを発表しました。
今までの新型コロナウイルスの感染は海外からの入国者によるものでしたが、国内で感染したとみられるケースが出てきたことから今回の措置に踏み切ったとしています。
これは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、原則として全ての国民(必要不可欠な業種の従業員を除く)の外出を制限することを意味します。
これに対してアーダーン首相は、「これら措置を実施しなければ、医療サービスが圧倒され多くの人の生命が危険にさらされる。自宅にとどまる事がウイルスを封じ込めるために最も有効な手段」と訴え、理解を求めました。
また、外出制限の結果として、前例のないレベルの経済的および社会的混乱が生じるであろうと述べています。
警戒レベルは25日(水)11:59から、そして少なくとも4週間実施されます。
今回の警戒レベル4について、知っておくべきこと
本日、ニュージーランドの警戒レベルシステムがレベル3に引き上げになりました。
まずは各レベルの内容について再度確認をしてみましょう。
レベル1 :発生は封じ込められており、コミュニティへの感染のリスクはほとんどありません。この段階では、準備が重要。
- ボーダーエントリメジャーとコンタクトトレースがアクティブです。
- 500を超える集会(室内は100人を超える集会)はキャンセルされます。
レベル2 :発生はほとんど抑制されており、コミュニティへのリスクが高まっています。
- 70代以上および免疫不全または呼吸器系の問題がある人は家にいることが勧められます。
- 在宅し、自宅で仕事ができる場合は、そちらを薦められる。
- より多くの国境の制限があり、非必須の旅行に制限。
- 集会にはさらなる制限が適用。
- 社会的距離が奨励。
レベル 3 :アウトブレイクは増加しており、一般に感染するリスクがあります。
- 影響を受ける教育施設は閉鎖。
- 公共施設は閉鎖。
- 緊急でない医療は延期。
- すべての集会はキャンセル。
レベル 4 :アウトブレイクは大幅に増加しており、感染のリスクが非常に高くなっています。
- 誰もが家にいるように指示。
- すべての教育施設が閉鎖。
- 薬局やスーパーマーケットなどの政府認可企業を除き、すべての事業が閉鎖。
- 旅行は厳しく制限。
- 供給物の配給と施設の要求。
48時間後に(25日11:59pm)はこの警戒レベルが4となり、少なくとも4週間の外出規制(Lock down)が始まります。
さて、この警戒レベル4 具合的にはどのようなことが起こるのでしょうか?
今回の警戒レベル4の詳細について
- すべての必須ではないビジネスの閉鎖※不可欠なサービスは引き続き営業
- 屋内および屋外のイベントはすべて禁止
- 学校は翌日より閉鎖
- これらの措置はすべて、少なくとも4週間
- 政府は、制限の圧力を緩和するために賃料(レント)の増加を凍結
- 賃金補助金の上限は91億ドルに引き上げ
まず、必須ではないビジネスについてですが、これはバー、レストラン、博物館、映画館、図書館、プレイグランドなど、生きていく上で生活の必要最低限に入らない業種のこと。
逆に不可欠なサービスとは、スーパーマーケットや病院、薬局、銀行など。
こいった不可欠なサービス以外は在宅勤務とするよう求めています。
もちろん公共交通機関を利用しての外出は原則、不可欠サービスの通勤、食料品の買い物や通院などに限られますが、自家用車での外出はOK。
外に出て空気を吸ったり散歩や運動なども良いそうです。
そのかわりに他人との間に2メートルの距離を置く必要があるとしています。
また”covid19.govt.nz”によると、出かけるにしても人と距離を保っていれば問題ないとのことですが、全国への旅行は厳しく取り締まられるとのことです。
そう考えると【Lock down(自主隔離)】といっても割と自由があるようです。
また、学校は休校となりますが、子どもたちが必要な教育を受けられるようオンラインによる指導を導入されます。
今回少なくとも4週間、場合によっては長引くことも。
そうすると働くことのできない業務についている人は死活問題。
そういった人は今回助成金を受け取ることも可能です。
詳しくはcovid19.govt.nzでご確認下さい。
※内容については日々変更がでていますので、ご注意下さい。