First division prize split 10 ways
日本でもすっかりおなじみのロト宝くじは、ニュージーランドで最も人気のある宝くじ。
ロトの歴史は日本より長く1987年7月22日に初めて発売され、既に1980回の抽選が行われました。発売当初のロトは毎週土曜日のみの抽選発表でしたが、2015年以降 週2回(水曜日&土曜日)が抽選発表となっています。
抽選の様子は毎週テレビでも放送され、お茶の間でくじを片手にドキドキしながら抽選結果を楽しみにしている人もいるほど。
そして1980回目のロトにおいて、初の出来事が起きました。
それはまさかの”1等当選者10人”という過去最多1等当選者数を記録。
ここでロトについて知らない人のためにルールを説明しましょう。
ロトのルール
ロトとは1~40の番号の中から好きな6つの番号選び、その選んだ番号のうち3つ以上が当たれば当選。
1等~7等まであり、1等賞金は1,000,000 NZドル(1ミリオン)。
もし、当選者が複数いた場合、当選金額は当選者数で頭割りされます。
※7等はボーナスチケット
また、ロトにプラスしてパワーボール(ユニット番号のようなもの)を当てると、ジャックポットと呼ばれる繰り越された金額が当選。
複数の当選者がでた場合、やはり頭割りとなります。
今回の当選者は10人ですから”1,000,000 NZドル”が頭割りされますので、1人当たりの当選金額は”100,000 NZドル”
本日の為替レートでざっくり計算すると約705万円です。
本来なら1等は1,000,000 NZドル(1ミリオン)。
当選者が1人なら日本円にして約7,050万円のはずなのに、10人の当選者がいたために10分の1の705万円という結果になってしまったという訳です。
もちろん100,000 NZドルでも高額当選であることに変わりはありません。
しかし、ここで注目したいのはその確率。
年間10万人が購入するといわれるロトですが、1等が当たる確率はなんと”3,800万分の1”
ニュージーランドのニュースサイト【Newshub】によると、”人生において雷に2回打たれる確率の方がロト1等が当選する確率よりも4倍高い”のだとか。
実際日本のジャンボ宝くじでも当選確率は1,000万分の1ですので、その確率がいかに低いかがうかがえます。
これだけ確率の低いロトの1等を引き当てたわけですが、それが10分の1の金額というのも皮肉な話。
とはいえ100,000 NZドルは間違いなく大金ですので、当たっただけで大変ラッキーなのは間違いありません。
今回10人もの1等当選者が出たものの、パワーボールは出ていませんのでジャックポットはそのまま繰り越し。
次回ジャックポット当選金額は26ミリオン(2,600万NZドル)となっています。
ジャックポットの当選金額が20ミリオンを超すと、途端に売り場に長蛇の列ができるロト。
次回当選発表は水曜日!
ニュージーランドにお住いの方は是非とも運試しをしたいところです。
余談ですが日本在住者が日本国内において海外の宝くじを購入することは刑法第187条第3項(賭博及び富くじに関する罪” 富くじ授受罪”)の規定により禁止されています。
そのため懲役及び罰金が科せられる可能性がありますので、ロトを購入する際はくれぐれも現地(ニュージーランド)購入で。
今はまだ新型コロナウイルスの影響で国境が閉ざされていますが、終息した際にはニュージーランドへのお越しを心よりお待ちしています。