そもそもセント・パトリック・デーとは?
年々世界的にも知名度あげてきた『セント・パトリックス・デー』
日本ですと”聖パトリックの祝日”の名前でも知られています。
セント・パトリック・デーはアイルランドにキリスト教を広めた宣教師・パトリックの命日で、カトリック教徒の祭日でもあり、アイルランド共和国の祝祭日でもあります。
一見ニュージーランドとあまり関係がないかのように思われますが、実はニュージーランドとアイルランドとの関わりはとても深いのです。
アイルランド系ニュージーランド人の割合も非常に多く、人口の15%~20%。ニュージーランド国家の歌詞の元になった詩を作ったのも、ニュージーランド最初の政党もアイルランド人によるもの。
今ではニュージーランドでも大きなイベントの一つです。
アイルランド系の子供達が多い学校などでは、アイルランド系の生徒によるのダンスがあったり。
アイリッシュバーでは誰もがシャムロックやプラコーンの帽子などの緑の物を身にまとい、伝統的なアイリッシュ料理を食べながら、ギネスなどのアイリッシュをビールを楽しみます。お店によっては緑のビールをふるまうお店も。
夜になれば世界300カ所以上が緑にそまるのですが、オークランド主要スポットもこの日は緑色にライトアップされます。
セント・パトリックス・デーに欠かせないアイテム。
まずセント・パトリック・デーに欠かせないアイテムと言えば、シャムロック。
日本でいうシロツメクサの事です。
セントパトリックがキリスト教を布教する際に利用したため、今ではアイルランドのシンボルにもなっています。
そして次は緑の帽子。
これはアイルランドの神話や伝承に登場する、片足靴屋という意味の小さな妖精”レプラコーン”がかぶっている帽子なのです。
レプラコーンの特徴としてはオレンジ色の髪と髭、しわのよっった顔にとがった鼻。ジャケットに茶色の半ズボン、銀の留め金つきの黒ブーツを履き、金のツボを持っている。
みなさんの知るところだと、グリム童話の『小人の靴や』やハリー・ポッターの『炎のゴブレット』にも登場しているので、ご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか?
レプラコーンはとにかくすばしっこくていたずら好き。
緑の足跡を残したり、水を緑にしたり。そして悪戯を仕掛ると笑いながら、すっと姿を消してしまうのだとか。
とにかくすべてが緑にそまってしまうセント・パトリックス・デー。
あなたの所にもレプラコーンが悪戯をしかけにくるかもしれません。