the average life & health span
まず、平均寿命の定義ですが『平均寿命』とは、社会情勢等の大きな変化がないことを前提に、その年に生まれた子供が何歳まで生きられるかを示したものです。
世界保健統計年次報告書(2016年)によるとニュージーランドの平均寿命は”82.2歳”
男性平均寿命 80.5歳
女性平均寿命 84.0歳
さて、これは世界的にみて、どれくらいなのでしょうか?
世界の平均寿命
世界保健機関のデータベースより
国名 | 平均寿命(出生時予測余命) (単位:年齢) |
|||
合計 | 男性 | 女性 | ||
1 | 日本 | 84.2 | 81.1 | 87.1 |
2 | スイス | 83.3 | 81.2 | 85.2 |
3 | スペイン | 83.1 | 80.3 | 85.7 |
4 | シンガポール | 82.9 | 80.8 | 85.0 |
5 | フランス | 82.9 | 80.1 | 85.7 |
6 | オーストラリア | 82.9 | 81.0 | 84.8 |
7 | カナダ | 82.8 | 80.9 | 84.7 |
8 | イタリア | 82.8 | 80.5 | 84.9 |
9 | 韓国 | 82.7 | 79.5 | 85.6 |
10 | ノルウェー | 82.5 | 80.6 | 84.3 |
残念なことにニュージーランドはベスト10ランキング外。
世界15位でした。
しかし世界的にみれば、比較的平均寿命の長い国だといえます。
続けてニュージーランド健康寿命ではいかがでしょうか?
まず健康寿命の定義ですが、『健康寿命』とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のこと。
心身ともに自立し、健康的に生活できる期間のことです。
まずは世界の健康寿命一覧を見てみましょう。
世界の健康寿命
世界保健機関のデータベースより
国名 | 平均寿命(出生時予測余命) (単位:年齢) |
|||
合計 | 男性 | 女性 | ||
1 | シンガポール | 76.2 | 74.7 | 77.6 |
2 | 日本 | 74.8 | 72.6 | 76.9 |
3 | スペイン | 73.8 | 72.2 | 75.5 |
4 | スイス | 73.5 | 72.4 | 74.5 |
5 | フランス | 73.4 | 71.8 | 74.9 |
6 | キプロス | 73.3 | 71.9 | 74.8 |
7 | カナダ | 73.2 | 72.0 | 74.3 |
7 | イタリア | 73.2 | 72.0 | 74.3 |
8 | オーストラリア | 73.0 | 71.8 | 74.1 |
9 | 韓国 | 73.0 | 70.7 | 75.1 |
9 | ノルウェー | 73.0 | 71.8 | 74.3 |
9 | アイスランド | 73.0 | 72.3 | 73.3 |
10 | イスラエル | 72.8 | 71.8 | 73.9 |
残念ながらこちらもベスト10入りならず。
ニュージーランドの平均健康寿命72.8歳
男性健康寿命71.8
女性健康寿命73.9
惜しくも11位でした。
ですが健康に関心が高まり、医療や科学技術の発展などによって年々どこの世界も平均寿命をのばしています。
ニュージーランドもそんな国の1つ。
1960年には71.24歳だった平均寿命も今では82.2歳です。
特に健康年は世界11位ですから、今後も平均寿命もあがっていきそうです。
ニュージーランドのご長寿達
Gerontology(老年学)Wikiの『List of oldest people from New Zealand(ニュージーランド高齢者リスト)』によると、今現在ニュージーランドに100歳を超える方は確認できるだけで4人。
そのうち男女トップはご長命というより、まさにご長寿のお二人です。
まず、最も長生きをいる方はこちら
メイベル ジェンキンスさん、110歳。写真は110歳のお誕生日のもの。
現在、ニュージーランドだけでなく、オセアニアでも最長寿を記録しています。
一緒に写真に写っているのは誕生日にかけつけたハミルトンの政治家ティム・マシンドー(Tim Macindoe MP)
メイベルさんは国民党の支持者で、2015年7月には当時首相であったジョン・キー(John Key)とも会っています。
続いてニュージーランドの男性で最も長生きをしている方はこちら
Ronald Hermanns(1911年9月25日生まれ)
ロナルド・ヘルマン107歳。
視力と聴覚はそれほど良くないようですが足や脳に問題がなく、今も自宅で自分の家の柵を直したりと、元気に生活しています。
第二次世界大戦では間に空軍の整備士として活躍。
戦後もクライストチャーチ空港で航空機のメンテナンスを続け、ニュージーランドの上級航空講師になりました。
また自分の死後、オタゴメディカルスクールに検体を自ら希望しています。
世界記録トップ10にこそ入らないものの、今もお元気な二人。
長生きしてくれることを願うばかりです。