teddy bear hunt
只今ロックダウン中のニュージーランドでは、子供達を笑顔にするために外から見えるところにテディベアを置いている家があります。
これは【We’re Not Scared – NZ Bear Hunt(私たちは怖くない:テディベアハント)】の取り組みの1つ。
ニュージーランドではロックダウン中も【COVID-19のルール】を守りながらであれば、外に出て新鮮な空気を吸ってリフレッシュしたり、エクササイズを兼ねて家の近くを散歩したりすることは問題ないとされており、親や保護者と家の近所を散歩する子供達は、散歩をしながら通り道から見えるテディベアを探すことができます。
この取り組みはイギリス人作家:マイケル・ローゼンの人気の絵本【We’re Going on a Bear Hunt(私たちはクマ狩りに行く)】にヒントを得て、ロンドンから始まりました。
お父さんと子供達そして犬1匹が冒険気分で野山に入り、クマ狩りの歌を歌っていたら本当にクマに遭遇してしまうというお話。
この状況を理解できずとも、このロックダウンという特殊な状況で不安になっている子供達を楽しい気分にさせようというという発想から始まり、この取り組みは世界的に広がっています。
ニュージーランドでもこの取り組みは非常に人気があり、テディベアは窓辺だけでなく、車のダッシュボード、郵便受け、店の窓などいたる所でみることができます。
タラナキでは農家の敷地に干し草で出来た巨大なテディベアを作成。
巨大テディベアの写真はオンラインでシェアされており、誰でも閲覧することが可能です。
また、ロックダウン中にこの巨大なテディベアを遠くから見に来る人がこないよう、ロックダウンが終わってからも撤去しないとのことです。
ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相もこの取り組みに参加しており、自身の家にも窓際にテディベアを2つ置いています。
Facebookの専用ページではテディベアを見つけた人のためのポンポイントマップを追加。
全国の人々がテディベアを窓に置きサイトのポイントマップにピンをつければ、テディベアをより見つけやすくなります。
学校や公園が閉鎖されている今、子供達を楽しませる方法を大人たちは探し中。
実際に集まることはできませんが、子供たちが郊外や町全体で見つけた新しいテディベアの写真はみんなで共有することが出来きるため、既に2万以上の人が登録しており、この状況下での新しいコミュニケーションとしてとても人気です。
子供達を元気にする良いアイデアとして日々参加者が増えています。
テディベアを見つけ笑顔になる子供達。
少なくとも4週間は続くロックダウンの中、少しでも日々の楽しみは増やしたいもの。
参加方法は外から見えるところにテディベアを置くだけ。
子供がいない人でも気軽に参加できますので、興味のある方は是非参加してみて下さい。
参照元:Education Central/Newshub /Stuff/